2014年5月6日火曜日

ドル・コスト平均法のデメリットを改良する

こんにちは。藤原です。

日頃、「ドルコスト平均法って売りたい側の理屈なんじゃないの?」
などとひねくれたことを考えていたら、楽天証券でのコラムでも同じようなことが書かれていました。

■参考:ドルコスト平均法について、デメリットが綺麗に整理されている記事
ドルコスト平均法について整理する(山崎元)

基本的に同意しつつも、ここで触れられている
・機会損失の発生
・一つの対象に対する集中投資によるリスク増加
は解決できる気がして、
新しいドルコスト平均法(名付けて藤原式ドルコスト平均法)を考えてみました。

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★藤原式ドルコスト平均法

投資予算を12に分割し、これを月極購入予算とする。


仕掛け :毎月第2営業日の寄りで買い
手仕舞い:1年後の寄りで売り
にしたがって月極購入予算づつ投資する。

以上です。

ポイントは
ドルコスト平均法と比較して
1年間でポジションを閉じるので全体投資金額が大きくなりすぎない。

バイ&ホールドと比較して
毎月買付でドルコスト平均法を使うので平均取得単価を引き下げることができる。

という点です。

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それでは、検証してみましょう。

【期間】2000年1月~2014年5月
【予算】1億2000万円 (検証なので豪勢にいきます)
・バイ&ホールドは初月に1億2000万円
・藤原式ドルコスト平均法では毎月1000万円づづ
同一銘柄を買付け


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例1:7203トヨタ自動車の場合










2014年5月の結果
バイ&ホールド +2145万円 (+17.9%)
藤原式ドルコスト平均法 +1億755万円 (+89.6%)

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例2:9984ソフトバンクの場合










2014年5月の結果
バイ&ホールド -4736万円 (-39.5%)
藤原式ドルコスト平均法 +4億3351万円 (+361.3%)

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例3:9501東京電力の場合










2014年5月の結果
バイ&ホールド -9973万円 (-83.1%)
藤原式ドルコスト平均法 +1億2957万円 (+108.0%)

並の胆力で東京電力に投資し続けられるとは思いませんが、
東京電力に長期投資して、元本が2倍以上になるなんてちょっと信じられないと思いませんか?

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